ムカデに刺された!痛みを和らげる効果抜群の対処法とは

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田舎に住み始めて衝撃だったのが虫の大きさ。 中でもムカデの大きさはハンパないです。都心にいた時は数センチ程度で可愛いものですが こっちでは、15cm以上の奴らがゴロゴロいます。 しかも毎年2~3回は家の中でご対面。運よく刺されたことは一度もないですが、小さい子供もいるし噛まれた時のことを考えると安心していられません。

そこで、もし刺されてしまったらどうしたらいいのか、今のうちに対処法を調べてみました。

ムカデに噛まれたら病院へ行く必要はあるのか?

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見るだけでもグロテスクなこのフォルム。 こいつが体に触れると想像しただけで鳥肌ものですが、刺されるとかなりの激痛を伴う場合があります。 小さいムカデならチクッとし痒くなるぐらいですが、大型になると数日間ズキンズキンと激痛が続き患部が大きく腫れあがります。 ムカデに刺されるとかなり強い毒を持っているようなイメージですが、刺されたぐらいでは死に至るケースはないようです。

アナフライキーショックを起こす可能性は低い

よくムカデに刺されるとアナフライキシーショックを起こしやすいような記事を目にしますが スズメバチとは違いアナフィラキシーショックを起こす可能は低いようです。 ただ、万が一の場合もあるので体全体に蕁麻疹が出たり急な嘔吐、腹痛、息苦しいなどの症状がでたら、すぐ病院へ。

症状が起こるまでどのくらい様子をみればいいのかというと、30分以上経過してアナフライキーショックの症状が出なければ、とりあえず大丈夫なようです。しかし、少しでも症状が現れるようなら、病院に行くか連絡するようにしてください。

ムカデは刺された?噛まれた?どっちが正しいの?

どうでもいい話かもしれませんが、ムカデの場合、刺されたというより噛まれたというのが正しいというのを目にしますが これはどっちが正しい表現なのでしょうか。ムカデは足が顎のように発達した顎肢というところに毒腺を持ち、この毒を用いて昆虫などの動物を捕食します。 この顎なのか足なのか紛らわしい名前のおかげでどっちが正しいのかわからないようです。

ムカデに咬まれた時の対処法

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もし何も知識がない状態で刺されてしまったら、どのように対処しますか? わたしの場合、思い浮かぶのは以下のような対応

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咬まれたところを冷やす
毒を口で吸いだす
咬まれた部分を絞るようにして毒を出す

しかし、実はこのどれもが、やってはいけない行為なのです。 冷やしていけない理由についてはのちほど説明しますが、毒を口で吸いだすのは、口が毒に侵されてしまう危険がありますし 絞るようにしてしまうと、毒の浸透を促進してしまう恐れがあります。

ムカデの毒の主成分はたんぱく質性の酵素毒

毒を持っている生物はハチや蜘蛛、ヘビなどたくさんいますが、それぞれ毒の成分も違いますし対処法も変わってきます。 ムカデの毒は蛋白分解酵素、ヒスタミン、ヒアルロニダーゼ、セロトニンなどが含まれているとされています。

ヒスタミンは花粉症などのアレルギー反応を起こす原因物質で知ってる方もいると思いますが、痒みや腫れ痛みを起こす原因となり セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれているぐらい一般的には良いイメージがありますが、 ここでは神経を過敏にさせヒスタミンの作用を何倍にも増やす働きをします。

さらにヒアルロニターゼ、たんぱく質分解酵素、サッカラーゼという酵素毒は皮膚組織を破壊し毒を浸透させていきます。

ムカデの毒は熱に弱い!?

痛みの原因となるヒスタミンや、毒を浸透させる酵素毒も熱に弱いとされています。 ムカデの毒に含まれる酵素毒は、42℃以上になると熱変性を起こし活動が失われます。 逆に冷やしてしまうと、酵素の活動は継続され痛み増す恐れがあります。 このところから、咬まれたところを冷やすのはやってはいけない行為となります。

ムカデの毒は表面に吹き付けられているだけ!?

今回対処方法の参考にさせて頂いている私設研究所Neo-Tech-Labの上田 智章氏のサイトで 毒腺がどこにあるか、詳しく調べられているのですが ムカデの毒牙と言われる牙の先端部分には毒が出る穴がなく、毒腺は牙の根本付近にあって 刺されても皮膚の中に入りくい構造になっているようです。

そのため、ハチや蜘蛛のように刺して毒を注入するのとは違い、 ムカデは刺した傷に毒を塗りつけ浸透させているのではないかと推察されています。 しかも、多数の足は先端が尖っていて皮膚に細かな傷をつけ毒をより浸透させてやすくしている

ムカデに咬まれた痛みがすぐ消える温熱療法とは

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ムカデの毒に含まれる酵素は弱いということから温水シャワーを使い患部を42℃以上になるように温めます。 この時気をつけてほしいのが、徐々に温かくしていくのではなく、シャワーのお湯が十分熱くなってから患部にあてます。 シャワーの設定温度は43℃~46℃が好ましいようです。50℃以上にしてしまうと火傷の危険があるので注意してください。

ぬるま湯からだとかえって酵素の活動が促進され痛みが増します。 桶などに溜めて温めるのも、温度がすぐ下がってしまい逆効果になるので、シャワーを使うようにしましょう。5分ほどで痛みがなくなってくる場合が多いようですが、それでも引かない時は20分程度試してみてください。

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